平成28年9月25日(日)、和歌山県消防長会主催による、緊急消防援助隊和歌山県大隊紀中ブロック中隊訓練を実施しました。 この訓練は、他府県における大規模災害の発生に伴う緊急消防援助隊派遣に備え、消防機関相互の連携をより一層強化し、各部隊の活動技術の向上を図り、緊急消防援助隊和歌山県大隊の円滑な運営に資することを目的としています。 訓練参加機関は、和歌山県紀中ブロック中隊5機関(有田市消防本部、有田川町消防本部、湯浅広川消防組合消防本部、御坊市消防本部、日高広域消防事務組合消防本部)、車両11台、総人員42名です。 |
★ 訓練想定 他府県において、平成28年9月24日(土)10時00分から15時00分にかけて、局地的な短時間大雨により住宅地後背の山が崩れ、同時多発的に大規模な土石流が発生。 この土石流によって、家屋が損壊し、埋没多数の負傷者が発生するとともに、河川がはん濫し、甚大な被害が発生している。 この被災地に向け、和歌山県に緊急消防援助隊の派遣要請がされたため、直ちに緊急消防援助隊和歌山県大隊を結成し、被災地に進出。 緊急消防援助隊和歌山県大隊長から、紀中ブロック中隊に対し、B地区の災害現場において救助及び救急活動を実施するよう指示を受け、実践的な部隊運用訓練を実施する。 |
○ 訓練実施項目 (1) 応援要請等伝達訓練 (2) 指揮統制及び情報収集・提供訓練 (3) 応援要請隊による救急救助連携訓練 ア 損壊家屋からの救助救出 イ 土石埋没車両からの救助救出 ウ 土砂埋没者の救助救出 (4) 複数の災害現場対応による傷病者搬送訓練 (5) 大規模災害時の検索救助活動における統一的な活動標示(マーキング)実施訓練 (6) 傷病者のプライバシー保護を考慮した搬送訓練 (7) 救急隊員による現場処置実施訓練 (8) デジタル無線利活用訓練 |
損壊家屋救助救出訓練現場 | 埋没車両救助救出現場 |
土砂埋没者救助救出現場 | 進出拠点から出発 |
現場指揮本部開設 | |
損壊家屋からの救助救出活動 | |
埋没車両からの救助救出活動 | |
土砂埋没者の救助救出活動 | |
人員・資器材報告 | 訓練講評(和歌山県消防長会会長) |
この記事は、警防課が担当しました。